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2023/05/22
ピアノコース
音楽小話【幻の名器ベーゼンドルファー225】
昨日コンクール挑戦の子供達について紹介しましたが、今日はそのコンクールで使われていたピアノについて。
※写真はベーゼンドルファーのサイトから
まずは画像を見て、なんだこのピアノは?と思った方も多いのではないでしょうか?
そうなんです。ピアノの中でも幻の名器と言われるオーストリア製のピアノベーゼンドルファー225。
通常のピアノより4鍵も最低音が多くなっているピアノなんです。
※因みにこのピアノですが、一台で川崎市のファミリー向けマンションが、
買えるくらいだと思ってください笑 とんでもない超高級ピアノです。
クラシック音楽というのは、作曲家の意図を響きまで含めて再現するということに一つの面白みや聞きどころがあり、
ピアニッシモからフォルティシモまで、あらゆる音量・音域において、豊かで多彩な音色を奏で
意図した響きにおいて、この音域だからこその
それを忠実に再現するためのピアノといってもいいですね。
通常皆さんがよく目にするピアノは、YAMAHA製かKAWAI製だったりすることが多いですね。
海外製ですとベヒシュタイン、スタインウェイなんかも有名です。
ピアノというのはそれぞれに全く音色が違うもの。どれが良いとは一概に言えない奥深さがあります。
ちなみに溝の口校も、菅生校もピアノ専門店を周りに周り、何十台もピアノを引き比べて好みを選びました。
溝の口校は万人受けする煌びやかな音が特徴のピアノです。
菅生校は、やや渋めというか玄人が好きそうな、深いビンテージ感の香りのする音がします(ビクターという珍しさもあります。)マニアックなピアノなので調律師さん選びも中々大変です。苦笑
どんな分野もそうですが、
音楽も、楽器も、もちろん芸術ごと一つ一つにもプロと呼ばれる専門家がおり、どこまでも深い深い奥深さがあります。
中々お目にかかれない幻の名器を使った演奏。コンクールの出演の経験だけでなく、そんなプロでも中々弾く機会の多くないピアノですから、子供達にとって本当に良い経験をさせてあげられていたら嬉しいなと思うそんな、楽器小話でした。
永野
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